債務整理でゼロ和解ってあるの??

債務整理の手続の中で、「ゼロ和解」という言葉がありますが、ゼロ和解とはどのような手続きなのか?そしてこの方法はお得なのかを、ここで紹介したいと思います。

 

ゼロ和解とは・・・

ゼロ和解とは、債務整理の手続の中では任意整理や特定調停の手続で使われる和解の一種なのですが、「元金0円で和解する」事を言います。

和解ですので、債権者と債務者の間で和解書を取り交わす事となりますし、債権者ごとの和解となりますので、0和解を1社ずつにする事も出来ます。

 

ゼロ和解はメリットあるの??

元金をゼロにすると聞くと、一見メリットしか無いように見えますが、必ずしもメリットがあるかどうかは、ゼロ和解をするケースバイケースによります。

特に「過払い金返還請求が出来るケースでゼロ和解するのは要注意」ですので、ここではそれぞれのケースについてメリットがあるケース、デメリットとなるケースを紹介していきたいと思います。

 

ケース1 引き直し計算後に残高が残る場合

まず最初に任意整理や特定調停の手続をする場合ですが、引き直し計算をする事で借金残高が残るケースがあります。

この場合は、残った元金に対する将来利息をカットしたり、元金自体を減らすように和解交渉をする事になるのですが、例えばこのケースで元金0和解が出来るとすれば、大きなメリットがあります!

本来、支払い義務があった元金なわけですから、それが全くなくなるという事ですし、大きなメリットがありますので、是非トライして頂きたいと思います。

ただし、債権者も簡単に折れる事はありませんし、相当な状況で無ければ手続きする事は難しいと思います。

 

ケース2 引き直し計算後に残高がマイナスとなる場合

次に引き直し計算をした結果、残高がマイナスつまり「過払い金」が発生するケースですが、この時に元金0で和解するのが、デメリットが大きいです。

と言いますのも、過払い金が出ているにも関わらず、その権利を法規してゼロ和解してほしいという債権者側の思惑が働いているわけです。

これでは、せっかく取り戻せる払い過ぎた利息をみすみすもらわずにやり過ごしてしまう行為と言っても良いです。

 

例えば、100万円の元金があり、引き直し計算をしたところ、元金がマイナス50万円となったと仮定して頂き、これを0和解するとなると、50万円の過払い金は戻ってくる事はありません。

また、一度和解契約を結ぶと、二度と過払い金を取り戻す事も出来ませんので、要注意です。

 

結論としては・・・

このようにゼロ和解はケースによって良し悪しがあるという事をお伝えしてきたのですが、結論としては安易な選択は、後悔する結果を招く事になり、オススメ出来ません。

特に、債権者としては少しでも過払い金返還金額を抑えたい、もしくは支払いしたくないという意図がありますので、乗せられると損をします。

 

自己判断が出来ないという時は、和解交渉を含めて弁護士や司法書士へ受任依頼をし、代理人となってもらうのが一番良い方法だと思います。

是非、和解条件で損をしないように、安易なゼロ和解をしないように注意して下さいね。