旦那に内緒で借金返済も限界を迎えました・・・

債務整理の相談をした時、事情はあれど、家族や夫や妻に内緒にしている方も多いですが、ここでは旦那に内緒で借金返済をしてこられた方の体験談を紹介したいと思います。

 

また、体験談を通して、借金返済が限界を迎えた時に、債務整理を選択するのは有益かどうか?を考える機会にして頂きたいと思います。

 

  • 相談内容と相談のきっかけ

母の病気をきっかけに借金をし始めました。

旦那には、仮い入れの事をいえず、家計のやりくりで返済をしていましたが、途中で妊娠が発覚し、上手くやりくり出来なくなってしまいました。

子どもが生まれ、しばらくの間は育児や家事に追われていましたので、借金の事を考える時間もなかったのですが、少しでも家計を助けたいという事で、保育園に入れてパートを始めるようになり、借金に対してもきちんと考えるようになりました。

 

  • 相談結果、どうやって返済する事になったか。

結局は、任意整理の相談をする事になり、アルバイトをしているので、その収入から返済を続けていく事にしました。

しかし、夫には内緒のままで借金返済を続ける事は、変わりませんので、毎月の返済額を下げてもらわないと返済が出来ない。

という事で、アコム50万、オリックス・クレジット10万、プロミス50万あった借金の将来利息をカットしてもらい、月々の返済を3.7万円から2.1万円へと下げてもらう事になりました。

 

  • 相談者の感想と、当サイトの考え

母の病気や医療費の事ばかりに目がいき、目の前の事しか考えてこなかった結果だと思います。

一時は、ノイローゼになる事もありましたが、借金返済の目処がついたので、その点はとても良かったです。

 

旦那に内緒の借金・・誰に相談すれば??

この事からもわかるように、旦那さんに内緒の借金を自分一人で返済を続けていくという場合、家計のやりくりだけでは、厳しいものがあります。

もちろん、正社員などで勤めていて、十分な返済資金があれば別なのですが、多くの場合は専業主婦だったり、アルバイトやパート勤務。

というのが、現実的なところです。

 

もし、借金返済が誰にも相談できず、一人で悩んでいるという方がいらっしゃる場合、「誰か相談できる人」がいて、逃げ道があるという事は、とても大きな心支えになると思います。

その中でも、弁護士や司法書士のような本人の代理人となり、問題解決に当たってくれるような存在は、とても心強いです。

 

ちなみに、任意整理は、誰にも内緒で、バレずに手続きを出来る債務整理の中でも特殊な整理方法です。

是非、借金問題を早期解決したい方、内緒で整理したいという方は、任意整理を検討してみるのも良いのではないでしょうか。

 

債務整理 和解できない時はどうするの??

債務整理で和解するケースと言えば、「任意整理」と「特定調停」になります。

(=任意整理の中には、過払い金返還請求も含みます。)

民事再生は、債権者全員の同意でなくても、多数の同意を得られれば可能ですし、自己破産は債権者の同意を得る必要はありません。

 

特定調停に関しては、裁判所が介入する事もあるので、調停が出来ない場合は、不調となってしまいますので、和解に至らない会社が出る事もあります。

任意整理に関しては、債権者との和解交渉が上手くいかない場合、和解に至らない事もありますが、会社ごとに和解交渉が出来るので、それぞれで任意整理する事は可能ではあります。

 

しかし、全債権者との債務整理が出来なければ、せっかくの手続きも意味をなさないですし、借金問題を根本的に解決する力にはならないです。

そのため、和解が不調に終わる場合は、最終的には自己破産を考える事が必要かもしれません。

 

また、自己破産をちらつかせながら、和解の材料にするのも一つの方法です。

債権者からすると、任意整理や特定調停で和解ができれば、その分の元金回収が出来る可能性がありますが、自己破産をされてしまうと、配当金以外の回収は出来ないので、大きな損失を被る事もあります。

 

相手のペースで交渉するよりも、こちらのペースに引きずり込み、交渉を有利に進めるためにも、駆け引きが必要ですし、交渉能力に長けた弁護士や司法書士に任せる方が良い理由は、ここにもあると言っても良いかと思います。

債務整理しても払えない場合はどうなるの??

債務整理の中で自己破産だけは借金をチャラに出来るのですが、その他の手続き方法は、毎月分割で返済をしていくのが一般的になります。

しかし、最初は順調に支払いをしていても、途中から返済が滞ってしまい、ついにへ返済がストップしてしまうという方も中にはいますが、そうなると何かペナルティがあるのか??

ここでは、まとめていきたいと思います。

 

債務整理後に考えられるペナルティについて

債務整理で自己破産以外の手続き(任意整理、民事再生、特定調停)をすると、決まった和解内容を履行する事になりますが、もし履行内容を破った場合は、ペナルティとして「遅延損害金が発生する」のと、「一括返済の請求を受ける可能性」があります。

このペナルティですが、両方とも「期限の利益喪失事項」に該当するのが根拠で、和解時に定められています。

(=期限の利益については、債務整理 延滞で詳しくまとめていますので、一緒に確認下さい。)

 

多くの期限の利益喪失事項は、「2回分の返済を怠るもしくは金額が満たなかった時」となっていて、例えば毎月末日に1.0万円の返済と決まっている場合は、

  • 2ヶ月連続で入金出来なかった時
  • 2ヶ月目に2.0万円の入金額に達しなかった時

のような事があると、その時から遅延損害金がペナルティとして課せられる事となります。

 

こうなると、毎月の返済を頑張っても遅延損害金があるので元金返済が進まなかったりするので、返済意欲にも関わってきますし、何より計画よりも多くの返済をしなければいけないという事で、負担が増してしまい返済出来なくなってしまうという方も、少なくありません。

 

和解時に無理のない和解内容とするのが支払い不能を回避する方法です

では、このような状況を避けるためにどうすれば良いか??という事ですが、一番は「無理のない計画的な和解内容とする事」だと思います。

無理な和解をすると、あとで後悔する事になりますし、結果的に2度目の債務整理で自己破産を選択せざる負えなくなってしまう事もあるかもしれません。

そうならないために、一度目の債務整理で手続きを終えて、早期解決するように心がけて下さいね。

債務整理に失敗!二回目はあるの??

民事再生、特定調停、任意整理といった、自己破産を除く債務整理の手続をすると、その後毎月の分割返済を計画どおりに行うようになりますが、せっかく上手く和解できても、その通り履行出来ない事もあります。

例えば、途中でリストラで失業したり、転職で収入が減少したり、家族構成が変わり支出が増加したり、病気をして欠勤や収入減少したり・・・

挙げだすと、キリが無いくらいですが、返済するだけの原資がなければ、せっかく決めた事も失敗に終わってしまうという事になります。

 

では、一度失敗した債務整理。

例えば、

「任意整理していたけど、返済できそうにないので、自己破産をしたい・・・」

というケースだったり、

「任意整理したけど、返済できずに和解破棄されたけど、もう一度今の状況を考えた任意整理をしたい・・・」

とうケースだったり、

このような事が可能なのか?そして有益なのか??について、ここではまとめていきたいと思います。

 

任意整理を二度する事は可能?メリットはあるの??

任意整理を過去にしていて、もう一度改めて出来るのか??ですが、結論としては「可能」ですが、一度債権者からすると裏切られているわけですから・・・

用意に、任意整理の和解に応じるか??となると、簡単な事ではないと思います。

 

また、任意整理を二度する事にメリットがあるのか??という点ですが、おそらく一度目の任意整理を延滞した事で「期限の利益を喪失」し、一括請求されたり、遅延損害金が発生している事が考えられると思います。

(=期限の利益については、債務整理 延滞でまとめていますので、一緒に読んでいただけると、理解も深まるかと思います。)

 

この状況をもう一度将来利息をカットして、分割返済出来るようにして欲しい・・・と申し出るわけですが、債権者からすると、今の状況でも強制執行しようと思えば手続きを取れるような状況ですし、きちんと納得させれるだけの材料がなければ、和解に応じるのは厳しいでしょう。

 

これらを考えて、任意整理を二度目にする事は、あまりメリットを感じないのでは無いか?と個人的には思いますが、人それぞれの事情もありますし、二度目をする際にはきちんと返済しよう・・・

と心に決めて、きっちり返済が出来るのであれば、和解の余地はあるかもしれませんね。

 

任意整理よりも、二回目の債務整理に最適な手段は??

個人的には、任意整理を二度するよりも、自己破産もしくは民事再生をする方が良いのでは?と思います。

自己破産であれば借金をチャラに出来ますし、官報に記載されるといっても、特に誰かに見られるわけでもなく、会社や友人に破産した事がバレるという事もありません。

 

ただし、持ち家があったり、自家用車など手放したくない資産がある場合であれば、自己破産よりも民事再生をするのが良いかもしれません。

このあたりの判断は、素人は判断するよりは、個々の債務状況に応じて考えていく必要があるので、専門家に任せた方が確実です。

 

特に、自己破産や民事再生は、高度な法律知識と経験が必要ですので、弁護士へ相談する事となり、司法書士では対応できませんので、その点も相談先を間違えないように気をつけて下さいね。

 

tokushu-01orange 認定司法書士の権限について、債務整理 弁護士 司法書士 違いでまとめていますので、一緒に読んで頂ければと思います。

債務整理とは 任意整理の事なの??

債務整理と任意整理、言葉はよく似ていますが、実際のところはどうなの??という事で、ここでは任意整理について、より詳しく紹介したいと思います。

まず、結論からですが、「債務整理は、任意整理とイコールでは無い」という事です。

債務整理は、任意整理を含めた総称の事を示していて、任意整理は債務整理の手段の一つにしか過ぎません。

そのため、債務整理には、その他にも「自己破産、民事再生、特定調停」といった方法が挙げられます。

 

任意整理とは何??

では、ここからは任意整理について、もう少し詳しくお話をしたいと思います。

任意整理とは、言葉の通り「任意で債務整理を行う」という事ですが、何に対しての任意か??を知る事で理解が深まるのですが、「裁判所という公的な機関を通さず、債権者と債務者の間で任意に債務整理をする」という意味です。

 

ここで任意の債務整理の手段ですが、多くが「和解して分割もしくは一括返済の金額を確定する」事となり、確定した金額に対しては利息を付けないのが通常です。

これに対し、特定調停は「公的な機関(=裁判所)が債権者と債務者の間に介入して、法律に基づいて和解を取りまとめる」という事になります。

内容的には同じですが、特定調停には「17条決定(=和解に代わる決定)」だったり、多少の違いがありますので、また特定調停のところでお話したいと思います。

 

ただし、任意整理でも、特定調停でも、和解した内容を履行しない(=延滞が多発したり、支払いをしない場合)は、ペナルティーがまっていますので、確定した金額通りという事にならない事が起こります。

こうなると、せっかく和解して将来に渡って利息ゼロとした有利な点が、意味をなくしてしまいますので、気をつけたいところです。

 

期限の利益の喪失について

この和解した内容を破棄されてしまう点についてですが、「期限の利益」と呼ばれるものが関係していて、この期限の利益を喪失すると、一括の請求(一時に請求と呼んだりします。)を受けたり、全額の返済が終わるまで遅延損害金が発生する事になります。

 

まず、期限の利益についてですが、

イラスト 民法136条(期限の利益及びその放棄)
1 期限は、債務者の利益のために定めたものと推定する。
2 期限の利益は、放棄することができる。ただし、これによって相手方の利益を害することはできない。

と書かれていて、債務者の利益を保護する内容とされています。

意味としては、「債務者は、返済期限に遅れが無い時は、債権者から取り立て(督促)、催促されるような、地位を脅かすような事はされない」という事です。

 

しかし、この期限の利益もずっと認められているわけでなく、期限の利益を喪失するような事項が定められていて、そのとおりになった時は、「期限の利益を喪失」したとみなされます。

多くの貸金業者では、

甲又は乙は、以下の各号に規定する事由に該当した場合には、相手方に対する一切の債務について、当然に期限の利益を失い、直ちに債務を弁済しなければならない。

  1. 債務者において破産・民事再生・会社整理・特別清算等の申立があったとき
  2. 債務者が手形や小切手について一回でも不渡りを出したとき
  3. 債務者が支払を停止したとき
  4. 強制執行・仮差押・仮処分・滞納処分があったとき
  5. その他、信用を損なう事由が生じたとき

特に、信用を損なう事由という部分を具体的に「支払いを連続で2回以上怠った時」という表現をしています。

 

期限の利益を喪失する事で、せっかくの任意整理の和解が意味をなくしてしまいますので、和解内容は慎重に決めていく必要があります。

 

任意整理の手続きを行う流れ

ここで、任意整理の手続きの一般的な流れを紹介したいと思います。

  1. 弁護士や司法書士へ相談、受任に至る(本人が行う場合も可能。)
  2. 受任通知を発送し、債務整理の手続きを行う事を、債権者へ通知する。
  3. 受任通知内に、取引開示の請求を一緒に行うので、2週間前後での開示への協力をお願いする。
  4. 取引開示された内容に基づき、必要に応じて引直し計算、債務整理の方向性を決める。
  5. 任意整理の場合は、各債権者へ和解提案を行い、交渉を進める。
  6. 和解書の作成(2部で双方が持つ)、弁済の開始となる。

以上の流れとなります。

 

任意整理の手続きを行えば、だいたい期間的には3ヶ月程度は手続きにも時間がかかります。

そこから弁済の開始が行われて、多くの和解内容では、3年ないし5年以内には返済を終えるように組まれていますので、長期間に渡ります。

 

また、信用情報には、債務整理をしている事が、「異動情報」として登録されますので、登録から5年は新しいローンやクレジット、キャッシングの審査が通らない可能性がある事も考えられますので、デメリットの一つとして憶えておいて下さいね。

(=債務整理 住宅や車のローン組めるの?でも詳細を書いていますので、参考にして下さい。)

 

任意整理は誰にも内緒でする事が出来るの??

最後にですが、任意整理の手続きは、誰にも内緒で弁護士や司法書士へ相談する事が可能です。

ですが、自分ひとりだけで悩んだり、気持ちが落ち込んだりすると、せっかく任意整理の手続をしても、成功しない可能性が高いです。

そのため、できれば家族に打ち明け、一緒に借金問題を解決するという気持ちを持って、取り組まれるのが良いかなと思います。

あくまで、個人的な意見になりますが、人それぞれの事情があると思いますので、この辺りはご自身の判断で、弁護士さんなどに相談してみると良いかと思います。

債務整理 期間とはどれくらいかかるの?

債務整理には、自己破産、民事再生、任意整理、特定調停がありますが、だいたいどれくらいの期間がかかるのでしょうか?

ここでは、それぞれの目安となる期間について、まとめてみました。

 

自己破産の目安について

自己破産の手続きのおおまかな目安ですが、早い人で3ヶ月程度、遅い人で1年近くかかり、平均では6ヶ月程度と言われています。

早い人と遅い人に差が出るのはなぜ??という点ですが、自己破産の流れをまずは見ておきましょう。

  • 自己破産手続きの開始 免責申立て

    ↓

  • 地方裁判所で審尋し、破産手続きの開始決定が行われる。(上記より1~2ヶ月後程度)

    ↓

  • 破産管財人を選定(めぼしい財産がなければ選定せず)

    ↓

  1. 破産管財人が選任のケース 債権者集会 → 債権確定 → 破産終結決定 → 審尋 → 免責許可決定(不許可決定)
  2. 破産管財人が不選定のケース 審尋 → 免責許可決定(不許可決定) (上記より3~4ヶ月後程度)

この順番になるのですが、多くの方が、管財人を選定せずに破産手続きの開始と同時に破産手続きの廃止決定が行われる(同時廃止)ので、免責許可決定までスピード審尋されます。

時間がかかるケースは、同時廃止では無い「1」のパターンという事です。

 

民事再生の目安について

続いて、民事再生の手続きについてですが、個人再生については「6ヶ月程度」の目安としている裁判所が多いです。

流れとしては、

  • 再生手続開始の申し立て

    ↓

  • 地方裁判所で再生手続き開始の決定

    ↓

  • 債権の届け出、調査、確定(ここまでに1ヶ月~1ヶ月半程度)

※債権の届け出、調査、確定から、「債権額について異議を述べる期間が約3週間」ほどあります。

    ↓

  • 再生計画案の提出(上記期間から、5週間以内)

    ↓

  1. 小規模個人再生の場合は、書面による決議が行われる。
  2. 給与所得者等再生の場合は、意見聴取の場が設けられる。

    ↓

  • 再生計画認可確定となり、終結されます。

上記の通り、債務者が債権の届け出や確定をするまでに時間がかかるのと、債権者からの異議を述べる期間、両方からの意見のすり合わせを必要とするので、自己破産より時間がかかってしまいます。

 

任意整理の目安について

続いて、任意整理の手続きをする期間目安ですが、だいたい3ヶ月~6ヶ月程度は必要かと思います。

任意整理の手続きの流れですが、

  • 介入通知(受任通知)を債権者へ発送

    ↓

  • 取引開示依頼、債権者より返送 債務調査(利息制限法へ引き直し計算) (2週間~1ヶ月程度は必要)

    ↓

  • 債務確定後、弁済案を作成し、貸金業者と個別に和解交渉(債権数によって、時間も変わります。)

    ↓

  • 弁済案への同意ができ次第、和解書の作成

    ↓

  • 弁済開始

上記の通りとなりますので、和解をスムーズに進める事が出来る代理人がついたり、債権数が少ない場合は、任意整理もスムーズに進める事が出来るかと思います。

 

特定調停の目安について

最後に、特定調停の期間目安ですが、任意整理とだいたい同じくらいで、一回の出廷で済む場合は、とてもスムーズに手続きを終える事が出来るかと思います。

よって、目安としては3ヶ月程度と見てよいかと思います。

 

流れとしては、

  • 債務者による調停申立

    ↓

  • 残債務の確定

    ↓

  • 調停の開始決定 返済計画の検討

    ↓

  • 調停成立(不成立) 弁済の開始

破産手続き以外は、弁済開始からが始まりです。

破産手続きは、とてもわかりやすく、免責許可決定で支払い義務がなくなりますが、他の手続きは、弁済開始から、弁済終了まで終える必要があります。

そのため、弁済開始から分割返済が、1年、3年、5年などと、それぞれの和解内容で変わってきますので、気を引き締める必要があるかと思います。

 

いずれにしても、借金返済ができなくなった時に、1年以内には問題解決の道筋をつける事ができる債務整理は、とても有効な手段ですので、上手く活用していきましょう。