債務整理をすると月々の支払いは本当に楽になるのでしょうか?

債務整理の手続の中で、自己破産は借金がチャラになりますので、今後支払う事はありませんが、残りの方法はいくらかの借金返済をする事になります。

ここでは、それぞれの債務整理において、手続きする事で本当に月々の返済額が楽になるのか??について、まとめていきたいと思います。

 

民事再生のケース

民事再生では、最大で9割程度の債務圧縮が出来る可能性があり、その上で所有の家やマンションや自家用車を手放す必要が無いので、生活に与える影響も限定的に出来るので、有効な手段です。

ただ、返済回数に関しては制限があり、個人民事再生の場合は原則として」36回(3年)以内に返済を終える月々の返済額を支払いしなければいけないとされています。

 

例えば、債務を圧縮して200万円程度まで減額できたケースで、36回で返済を終えようとすると、月々の返済額は56,000円となります。

毎月56,000円と考えると、その他にローンもあったりするので、結構厳しい金額になりますよね??

 

そんな時は、例外的に60回(5年)程度までであれば、裁判所も分割期間を伸ばしてくれる事もあります。

60回になれば、毎月の返済額は34,000円程度で済みますので、金額としては毎月の負担が22,000円程度軽くなるわけですし、とても助かると思います。

 

任意整理、特定調停のケース

任意整理と特定調停は、裁判所が介入するか否かの違いはありますが、債権者と和解して借金返済を分割する点は大きな違いはありません。

両方の手続きともに、利息制限法の元本に引き直し計算を行い、その上で債権額を確定した上で月々の返済額を決める事になります。

 

ただし、あまりに長い期間となると、債権者としても維持管理費がかかったり、面倒な事も多いですから、早期回収をしたい思惑もあり、返済年数としては3年ないし5年程度でとされています。

それでも、中には7年、10年の返済期間を設けるという事もありますが、稀な話です。

 

返済金額の目安としては、収入に対して36分の1程度を目処にしていました。

数字の根拠は、月収の3分の1以内に収まる金額というイメージです。

例えば、年収300万円の場合であれば、毎月の返済額は84,000円を超えないようにするという事と、返済回数以内に収まる金額を検討していくという事になります。

 

先ほどでも触れた通り、あまり長い期間は債権者から好まれないですし、債権者との和解が成立しなければ、債務整理も進みません。

そのため、お互いが歩み寄れる範囲で歩み寄り、月々の返済額や返済期間を決めていくのが、任意整理や特定調停のメリットだと言えます。

 

まとめ

これらの事を考えると、月々の返済額がとても大事になるような債務整理では、今までと大きな違いがありませんし、何より返済が続かない可能性が高いです。

そのような和解条件にはならず、しっかり「債権者と債務者の歩み寄り」が出来た上で、双方が納得できる返済期間や返済額を決めていく事こそ、債務整理が成功するか否かの鍵を握ると思います。