債務整理を弁護士や司法書士に代理するケースでは、費用がかかりますが、
- どんな事に対して費用がかかるのか?
- どれくらい費用がかかるのか?
について、それぞれ気になるポイントになりますので、費用の比較が出来るように、債務整理で有名な事務所を例に比較し、費用平均をまとめていきたいと思います。
アディーレ法律事務所 | 杉山司法書士事務所 | |
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代理区分 | 弁護士 | 認定司法書士 |
過払い金返還請求 | 定額報酬 1社につき、4.32万円(税込み)成功報酬 返還額の21.6%(税込み)、訴訟の場合は27%(税込み) | 定額報酬 1社につき、5万円(税抜き) ※債務が無い場合は、無料 成功報酬 返還額の20%(税抜き)で計算。 |
任意整理 | 定額報酬 1社につき、4.32万円(税込み)減額報酬 10.8%(税込み) | 定額報酬 1社につき、5万円(税抜き) |
民事再生 | 住宅ローン特例あり 着手金 51.84万円(税込み) 住宅ローン特例なし 着手金 41.04万円(税込み) その他 申立費用3万円程度 再生委員が選任された場合は、別途再生委員報酬が必要 ※弁護士の出張費や日当は含む。 |
住宅ローン特例あり 着手金 30万円(税抜き) 住宅ローン特例なし 着手金 35万円(税抜き) 上記に合わせて、予納金の3万円が必要。 再生委員が選任された場合、別途予納金が必要。 |
自己破産 | 同時廃止 着手金 29.16万円(税込み) 管財事件 着手金 42.04万円(税込み) その他 申立費用3万円 管財人引継ぎ手数料20.1万円が別途必要。 |
非事業者 債務総額1000万以下 着手金 25万円(税抜き) その他、保管金や印紙代などの実費が必要。 破産管財人が選任された場合、別途予納金が必要 |
上記から債務整理にあたり、必要な費用平均ですが、
任意整理の場合だと、
- 1社あたり3万円~5万円程度の定額報酬。
- 減額報酬は10%程度が付くケースもあり。
- 過払い金返還請求もある場合は、返還請求額の20%ないし訴訟の場合は25%。
という報酬が、それぞれ平均値として必要になってきます。
多くは、相談料は「無料」としているところが多いですので、気にしなくて良いかと思います。
次に、自己破産の場合ですが、
- 30万~50万程度
が費用平均の目安ですが、弁護士であれば裁判所へ出廷して代理人として手続きを完遂出来ますが、司法書士の場合は、認定代理権の範囲内という事で、裁判所へ出廷出来ませんので、若干費用が安い傾向があります。
最後に民事再生の場合ですが、
- 30万~50万円程度
が費用平均となりますが、自己破産と同じく、司法書士では裁判所の出廷などが対応出来ないため、対応に不安を感じるや、不安を感じたくないという方は、弁護士に任せるのが無難だと思います。