特定調停 メリットとデメリットはどこにあるの?

特定調停は、債務整理の中でも比較的容易に手続きが取れるもので、自己破産や民事再生に比べると、ハードルが低いイメージですが、必ずしもメリットばかりあるわけでなく、デメリットもあります。

ここでは、特定調停のメリットとデメリットについて、合わせて特定調停をされた方の体験談を通して、特定調停の有効性についても確認していきたいと思います。

 

tokushu-01orange 特定調停の手続については、特定調停手続で債務整理をされた方の体験談でまとめていますので、合わせて確認下さい。

 

特定調停のメリットはどんなところ??

他の債務整理と同様に、特定調停を申し立てすると、債権者に申立書を送付する事になりますが、この書類が到着次第、金融業者からの取り立て(督促)をストップする事が可能です。

 

また、通常、債務整理となると任意整理、自己破産、民事再生は弁護士や司法書士といった、自分の代わりに手続きや交渉を進めてくれる代理人を立てて行うものです。

しかし、特定調停に関しては、債権者と債務者の間に「調停委員」と呼ばれる和解を勧告する立場の方がいて、和解の仲介をしてくれます。

申し立て書類の作成についても、裁判所で丁寧に教えてもらえますし、申し立て費用も比較的安くて済みます(収入印紙と郵便切手代程度)ので、負担も少ないです。

さらに、任意整理と同様の効果がありますので、利息制限法に引き直し計算をする事で、グレーゾーン金利で利用していた借金の場合は、元金を減額する可能性もありますし、分割返済で和解する場合は、将来利息に関してもカットしてもらえる可能性が高いです。

 

ここまでのメリットをまとめますと、

  1. 特定調停申し立てで、金融会社からの取り立て(督促)がストップする。
  2. 弁護士や司法書士のような代理人がいなくても、調停委員が和解を仲介してくれる。
  3. 申し立て費用が、他の手続きに比べて安いし、弁護士費用などもかからない。
  4. 申し立て書類も難しくなく、申し立ても比較的簡単
  5. 利息制限法に引き直し、借金減額の可能性も。
  6. 分割返済の際、将来利息は放棄し、カットされる。

という事が、特定調停のメリットと言えそうです。

 

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特定調停のデメリットはどんなところ??

一方で、特定調停の手続をすると、他の債務整理と同様にデメリットもあり、一番のデメリットは「信用情報のブラックリスト」の問題です。

ブラックリストと聞くと、若干の抵抗感がありますので、正確に言えば「異動情報(事故情報)」となるのですが、異動発生後5年は借金を新たにする事ができなかったり、クレジットカードやローンの審査にも影響を与える事になります。

 

この点のデメリットはよく知られるところですが、もう一つのデメリットとして、調停で和解した内容は「債務名義」となり、きちんと支払いを約束通りにしていない場合は、債権者による強制執行をされる可能性があるという事です。

債務名義とは・・・

判決、調停調書、和解調書、仮執行宣言付支払督促、執行証書といった、債務がある事を証明する書類で、請求権、当事者、対象となる財産から責任の限度までを明記した書類です。

 

その他にも、「必ずしも和解に至るわけでは無い」というような事になりえる事もあるのですが、とは言っても、だいたいは和解が成立するようにはなるかと思いますので・・・

「そんな事もあるかも」

程度で知って頂ければと思います。

 

コラム 特定調停の手続をされた方の体験談

人生のやり直しが出来る特定調停

ギャンブル依存症になっていた為、気が付けば6社もの消費者金融から借金をしており、毎月返済をしては再び借りるという生活を何年も続けていた所、恋人からの勧めで特定調停で借金を片付ける事を決心しました。

まずは簡易裁判所へ行き、特定調停の申請書類の作成と提出を行いました。

これは「特定調停の申立て」と呼ばれる様です。その際にかかった費用は収入印紙500円分を6枚と郵便切手2700円分の合計5700円でした。

手続きはスムーズに終わり、その日から消費者金融への返済は行わなくても良くなった為、調停期日が決まるまで10万円を貯蓄しておく様に担当者から言われたので、コツコツと貯蓄を始めました。

 

約1ヵ月後に「調停期日呼出状」という、出廷する簡易裁判所の住所と日にちが記載された書類が届き、その期日に簡易裁判所へ行くと、50代後半位に見える男女2名の調停員が現れました。

個室に調停員と入り、「何故借金をしてしまったのか」、「10万円は貯まったのか」、「今後いくら位なら返金出来るのか」を聞かれました。

 

また、特定調停の申立てを行った際に、現在の借金の額と借りている年数を伝えていた為、過払い金の計算が行われており、実際の返済金額も教えてもらいました。

調停員にはギャンブル依存症になっていた事、10万円を貯める事が出来た事、毎月5万円なら返済が出来る事を伝えました。

 

その後、調停員が消費者金融に1件ずつ電話で連絡を取り始めました。

話はスムーズに進み、調停員と消費者金融側のみで行われました。消費者金融側で1社のみ中々納得してくれなく、電話の時間が長くなりましたが、最終的には納得してもらえました。

その結果、40万円程度を借金していた消費者金融4社には毎月1万円、10万円程度を借金していた消費者金融には毎月5千円ずつ返済をする事に。

初回の返済のみ毎月の返済額に100円以下の端数のお金と、貯めた10万円が消費者金融6社に追加して分配される事になりました。

決められた期日までに決められた返済を行い続けていれば、3年間で全ての借金返済が完了する事になりました。

 

返済の計画が立つと、今まで心に重く圧し掛かっていた何かが無くなり、気分がすっきりとした気がしました。

電話で消費者金融とやりとりをしてくれた女性の調停員からは、

「あなたなら、これから人生をやり直せるから、もう借金はしない様に気をつけながら生きて行きなさいね」

と笑顔で優しく諭されました。

特定調停は負担しなければいけない金額が少なく、長年借金をしている人にはぜひお勧めしたい返済手段です。

現在は無事に返済が終わり、借金をしない新しい人生をやり直している最中です。


 

 

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官報に載る自己破産は検索されて困るようなもの??

自己破産をすると、官報情報に掲載される事もあり、躊躇をされる方もいらっしゃいますが、実際に官報情報に掲載される事によるデメリットは何なのか?

自己破産をする事で、どこかのリストだったり、誰かに検索されるような事があるのか?

きちんとした情報さえ知っていれば、心配も減るかと思いますので、ここでは体験者の声と合わせて紹介したいと思います。

 

そもそも官報とは何??

官報とは、法律、政令等の制定や改正の情報,破産、相続等の裁判情報などを掲載した、国が休日を除いて発行する刊行物です。

官報は、誰でも閲覧する事ができますが、発行されていると言っても、新聞の折込チラシのように届くわけでもありませんので、一般の方で用事がなければ、見る事は無いのかな??と思います。

 

官報を閲覧する人と言えば

  • 金融会社(銀行や消費者金融、クレジットカード会社など)
  • 不動産関係に勤務している方
  • 市役所の職員
  • 警備会社
  • 保険会社

が主に考えられる職種で、そう考えると、身内だったり、会社の方が閲覧するような確率は、極めて低いと言えそうです。

 

官報の閲覧方法は??記載の内容は??

定期購読で配送で購入する事も出来ますが、インターネットでは直近30日分が無料で閲覧出来ます。

もしくは、国立図書館や最寄りの図書館で閲覧も出来ますが、今ならスマホで閲覧する方法が、一般的なのかもしれませんね。

 

また、記載内容ですが、

  • 事件番号 ○年(フ)第○○○号
  • 住所
  • 破産者氏名
  • 決定年月日
  • 主文 破産手続きを終結する
  • 理由要旨 配当が終結し、債権者集会は終結した
  • 地方裁判所の名称

となります。

 

官報に記載されるのが心配・・自己破産した方の体験談

自己破産をしてから10年経ちました。

10年ちょっと前のことになります。その当時勤めていた会社を辞め、派遣社員とアルバイトで生計を立てていたのですが、生活がかなり苦しかったので、消費者金融数社で借入をしました。

アルバイトは月10万にもならず、派遣の収入でどうにか暮らしていたのですが、仕事がある時はともかく、ない時は生活費にも事欠く有様でした。

 

そのための借入だったのですが、収入が安定しないため、きちんと返済することが困難になり、借金で借金を返済するという、多重債務状態になってしまいました。

当時は総量規制がなかったため、申込み時の年収の3分の1以上を超える金額を借りていたのです。

 

このため、まず区役所の法律相談コーナーに相談に行ったところ、債務整理、それも自己破産をした方がいいですよといわれました。しかしいきなり自己破産というのも、勇気が要るものです。

何よりも自己破産をすることによって、仕事に支障が出ないか心配でした。

 

そこで、司法書士事務所を紹介してもらい、そこで改めて相談したところ、今後定収入の見込みがなければ、やはり自己破産をお勧めしますといわれ、色々詳しく教えてもらいました。

一番抵抗があったのは、やはり官報に氏名が載るということでした。

しかし、それを見る人たちは限られているということ、むしろ闇金がこれをチェックしていて、融資に関するダイレクトメールを送ってくるので、気をつけるようにいわれました。

 

また、一般事務職であれば、自己破産の申請による転属の心配はないことを教えてもらい、それで踏ん切りがつきました。

借金額はトータルでぎりぎり140万円でしたので、引き受けてもらうことが可能でした。

 

まず書類を揃えて事務所に持参し、その後は司法書士の先生にお願いして、免責が下りるのを待ちました。

私の場合車も持っておらず、特に財産と呼べるような物もないので、そのままスムーズに行きましたが、ある程度財産がある人は、管財人が入ったりして、免責に至るまでがスムーズに行かないこともあるようです。

 

免責後、しばらくの間はクレジットカードが使えないため、すべて現金で済ませるようにし、その後何年かしてデビットカードを作りました。

今ではすっかりその生活にも慣れました。その後派遣の登録はやめて、今はアルバイトをやっていた会社で、社員として働いています。

 

もう10年以上経っていて、すべてブラックは消えていると思いますので、取引履歴がないのが多少ネックではありますが、今度試しに銀行系のクレジットカードを申込んでみようかと思います。

 

 

闇金のダイレクトメールにはご用心

官報情報は、体験者の声にもある通り、一般の方や身内などに閲覧されるリスクよりも、闇金などがダイレクトメールを送りつけてきたりする事に使われる事もありますので、その点は用心しなければなりません。

社会的な制裁で、一般的な金融会社からは借入が出来ない状態であったり、気落ちするようなタイミングでもありますので、闇金のダイレクトメールに反応しやすい時期でもありますので、自己破産をした後の生活再建のためにも、自分自身の意思を強く持つ事は、とても大事です。

 

債務整理は、きちんとした理解があれば、そんなに不便なものでも、怖いものでもありません。

ここでは、自己破産に関する一般的な知識を提供しましたが、当サイトでは債務整理全般に渡り、様々な情報提供をしていますので、是非参考にしてお役立て頂ければと思います。

 

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特定調停手続で債務整理をされた方の体験談

債務整理の一つに特定調停と呼ばれる手続きがありますが、簡単な説明を加えますと、「裁判所の調停委員が、債権者と債務者の間を取り持ち、和解を積極的に勧める方法」です。

調停が成立すると、判決と同じ効力を持つ「調停調書」を作成するので、もし和解どおりに返済を進めない事があると、調書をもって強制執行の手続を取る事も出来ますので、気をつけなければなりません。

ここでは、特定調停の手続きを取られた方の体験談を通して、特定調停のメリットについて考えてみたいと思います。

 

特定調停の手続を取られたAさんの体験談

知人による特定調停での債務整理のケース

これは私の知人であるGさんが特定調停を行い債務整理する事が出来たケースですが、彼女はだいぶ苦労をされたようです。

私自身も彼女本人からあくまで聞いた範囲での話の内容となりますので、それに基づきながら話していきたいと思います。

 

もともと彼女は私の父の知人であり、若い頃から株式などを副業としてやってきた経緯があり、2000年代に入ってからも、御年60代後半という歳でありながら、インターネット操作を自己流で学び、ネット証券会社の口座や自分のネット銀行口座の開設などをやり、今までの自分の経験を活かしながら株式の取り引きをやり始めました。

その様子などは周囲の人々を驚かせているような状況でした。

 

そのようなGさん本人でしたが、2010年のある時期、たまたま株価の状況が良くなくなり、このために彼女は多くの損失分の負債を抱える事になりました。

その後も幾度か損失分の回収を行おうと考えて株式を買い続け、何とか持ち応えようとしましたが、それでも購入をした各株式の相場の高値上昇などは中々見込めず、さらなる負債を抱える事になりました。

 

その結果、彼女の負債額は500万円にも上るような状態になり、さすがに返済に困ってしまった様子でした。

しかも、購入株式の発行会社の数も数十社規模にも上り、株式自体も貨幣と同じように法律上の正当な有価証券類の1つに該当しますので、破産手続き申し立てなどでの免責の対象にはなってはいません。

 

このため、Gさんはようやく検索などで見つけた消費生活センターへ赴き、事の子細を相談したりした上で、ここで初めて特定調停による解決法を紹介をされたようです。

ここの消費生活センターを通じて、Gさんは日本弁護士連合会が全国中に置いている、ひまわり法律事務所へ相談に行き、特定調停のお願いややり方について、そこの弁護士の先生との話し合いをしました。

 

そして30分程度の割と短い相談時間内において、裁判所へ特定調停の申し立てをするという話が決まり、事務所の方と証拠集めと調停準備書面の作成に取り掛かったような感じでした。

中々慣れないパソコンなどの扱いの中での災難でもあるといえる件でしたが、それでもやはり長年の株式の経験からか、トラブルに関わった全ての株式の取り引きに関してのデータや書類、証書などを保管したりしていましたので、裁判所の方も調停がやり易かったような感じでした。

そして1回目の話し合いだけで終わり、500万円分の負債も利息無しで全額返済が完了でき、平穏な一日を現在は過ごされている様子です。

 

破産や民事再生の前に特定調停を検討

任意整理の場合は弁護士が間に入り、和解の交渉をしてくれるのですが、特定調停は、調停委員が間に入る事で、債権者と和解をする事が可能な手続きとなっていて、両方共一緒の手続きです。

しかし、一般的に、取り立て行為(督促)をされている時は、任意整理で弁護士や司法書士が介入した方が、即時に取り立て行為を中断する効力があるので、問題解決にはスピーディーで人気がある方法と言われています。

ただし、特定調停は自分で申し立てするのも、そんなに難しいものではありませんので、手続きを自分で出来れば安価に済ませる事が出来るので、その点ではオススメの方法と言えるのでは無いでしょうか。

 

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クレジットカード 使いすぎた事で債務整理の手続をする事に

クレジットカードは、現金とは違って、カードでスイスイと決済が出来てしまうので、ついついいくら使ったのか?を管理してなくて、使いすぎてしまった・・・

という事もあるくらい、管理が苦手な方にはあまりオススメ出来ないサービスです。

特に、

あとでリボ払いに変えればいいや

と簡単に考えている方には、そのような事を続けていると、借金が膨れ上がってしまい、最後には返済できないような借金を作ってしまう事もありますので、それだけは避けなければなりません。

 

ここでは、クレジットカードを使いすぎた事で、債務整理の手続を取られた方の体験談を紹介します。

もし、今ご自身がそのような状況に置かれている、借金が苦しくて返済も大変などと感じる事があれば、当ブログのトップページでは債務整理に関する情報をまとめていますので、参考にして頂けるかと思います。

 

 

クレジットカードを使いすぎて債務整理をしたAさんの体験談

クレジットカードの使いすぎで民事再生しました。

借金額は315万円ほどありました。僕が民事再生をした時は30歳の時です。

25歳頃からクレジットカードの使用が増え給料の半分以上を返済にあてていました。25歳〜30歳までの5年間でクレジットカードの使用料金が総額315万円まで増えてしまい、給料では賄えなくなってきたので民事再生をした感じです。

 

民事再生を知ったきっかけは「大借金を抱えていた友人が民事再生で負担が軽くなった」という話を耳にして、ネットで徹底的に調べて「どのような制度なのか」を深く知ることができました。

その友達は、私と同じく浪費で借金810万円を民事再生し、返済総額をかなり抑えられたと言っていました。

 

知り合いに弁護士事務所を紹介してもらい、すぐに手続きをしていただきました。

弁護士の先生は「自己破産の場合、買い物などの浪費による借金は借金免除の決定が出ない場合があるから、民事再生がやはり無難ですね。ここまでよく使いこみましたね。一体何に使ったんですか?リボ払いばかりしてたでしょ?」と説明をされつつも、プライベートなことまで突っ込まれてしまいましたが・・・

先生はとても信頼できるし、かなり敏腕らしいので、緊張せずに全てを先生に任す形で進めていただきました。

 

先生のおっしゃる通りでリボ払いばかりしてしまい、ここまで膨れ上がった状態でした。先生を紹介してもらって本当に良かったと思います。

ネットで色々なサイトを見ていると「いい加減な弁護士が多い」という体験記のようなものをたくさん見るので、弁護士選びは本当に大切だと思います。

 

今では返済もかなり減り、給料もしっかりと手元に残るので貯金も出来ています。

クレジットカードは4枚所有していましたがそれも無くなり、おかげさまで浪費癖も治りました。

 

当時は給料が入っても、ボーナスが入っても全ての金額と言っていいほどのお金を返済に充てていたので、常に焦っている気持ちでしたが、今ではそれも無くなり、心が解放された気分です。

クレジットカードやローンは5年間(弁護士の先生が5年間ぐらいはローンとか組めないから覚悟してね、と言っていた)できなくなってしまいましたが、あの切羽詰まった状態で生活を続けていたと思うと、全然こっちの方がいいです。

愛車は見積額が低かったので売却することからも守ることができ、足にも困っていません。

民事再生のおかげで彼女とも海外旅行に行くことができ、本当に幸せな毎日を送ることができています。借金に悩んでいる人にはオススメです。

 

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自己破産は避けたい、でも任意整理では厳しいという場合に

民事再生は、返済額を5分の1程度まで圧縮する事もでき、毎月の借金返済の負担も軽減、そして持ち家や車などの財産を処分しなくて済む可能性のある債務整理の方法です。

借金額が多くても、その方に合っているようであれば、債権者の同意を得て民事再生を選ぶのも一つの方法かと思います。

 

大事な事は、債務整理をした後に、生活を再建できるかどうか。

というところだと思いますので、早期に問題解決を考えている方には、オススメの方法かと思います。

取引先倒産で未払い、売掛金の回収も難しいとの事で民事再生を決断

取引先が倒産し、売掛金が未払いとなり、回収が難しい・・・

そんな時に、民事再生を弁護士から勧められて、手続きを取られた方の体験談を紹介します。

 

もし、同じような状況で、思わぬ負債を抱えたり、売上減となったなどで、お困りの場合に、相談するべきかどうかの判断にして頂ければと思います。

 

取引先が倒産し、まさかの未払金が Aさんの体験談

私は以前に看板屋をしていました。従業員が3人ほどの小さな会社だったのですが、売り上げはある程度はありました。

創業時に銀行などの金融会社から借金をしていましたので、返済には苦労していました。

創業して3年が過ぎようとした頃に、取引先の企業が倒産しました。60万円ほどのお金をまだ受け取っていなかったので、何とかして返してもらいたく交渉を重ねましたが、結局のところお金は帰って来ませんでした。

 

このことがきっかけで私の会社の風向きが変わりました。

たった60万円と思うかもしれませんが、私の会社にとってみれば従業員3人分もの給料を支払うことが出来ます。

とっても大きなことなのです。

 

銀行に行って、借金を申し出ましたが借りることは出来ませんでした。

仕方がなく金利が高い消費者金融にお金を借りに行ったのです。50万円お金を借りることが出来ましたが、利息が高いので早めに返済をしたいなと考えていました。

 

倒産した企業は、定期的に仕事を依頼されていたので、私の会社にとってはかなりの痛手でした。

新規の取引先を掴もうと営業しましたが、そう簡単にはいきませんでした。取引先が一つなくなったことで、ここまで会社が追い込まれるとは思ってもいなく、金融会社への返済が私の頭を痛めました。

 

それから数か月後、借金の総額は増えていましたが、新たに取引先が出来て売り上げも以前と同じくらいにはなっていました。

でも、取引先から支払われるお金は2か月後位なので、その間をどうしようか悩みました。

 

もう、お金を借りることは出来ません。消費者金融に行っても断られました。

私は弁護士に相談をした結果、民事再生法の手続きを進めることにしたのです。

 

会社の売り上げ自体は今後を考えても十分にやっていけると弁護士は判断してくれ、今ある借金がなければ会社は存続していけると言ってくれました。

民事再生法を弁護士に依頼して、借金の総額が大きく減りました。会社は毎月の返済が少なくなったので大変助かりました。

 

3人いる従業員にも事情を説明して、給料を2割ほどカットさせてもらうことにしました。

納得してくれた従業員にはとても感謝しています。当然私の給料も大幅にカットすることにはなってしまいました。

民事再生法を適用して半年ほどが経過した頃には、会社の売り上げは以前よりも上がっていて、借金もほとんどなくなっていました。

弁護士に相談をして、民事再生法を適用してもらって、会社は復活したと言っても過言ではありません。

優秀な弁護士に相談が出来たと今でも思っています。

 

債務整理で借金問題の根本的な問題を紐解く

弁護士ドットコムを読むと、仮差押えなどで資産の散逸、隠匿をしないようにするのが望ましいという事ですが、体験者のように厳しい状況まで追い込まれたあとでは、それも難しいので、そんな場合には債務整理をするのも一つの方法です。

弁護士の方がおっしゃる通り、借金がなければ再生が出来るようであれば、民事再生の手続でも十分なわけですし、まずは何をすべきかをしっかりと判断できる専門家に相談するのが先決かと思います。

自己破産は借金問題解決に有効な手段?

債務整理の一つの方法として、自己破産がありますが、税金や損害賠償などの一部の「非免責債権」を除いて借金をチャラに出来るので、とても大きな効果があります。

実際、借金問題を解決するのに、自己破産は有効なのか?は、体験者の声を確認するのが一番だと思いますので、ここでは自己破産をされた方の体験談を紹介したいと思います。

 

042en先日、自分の嫁が多重債務で自己破産をしました。

結婚してもう5年目、知り合って6年目になるのですが、付き合っている当初から通販の指輪を買ったりして、借金があったそうなのです。

結婚した当初は自分も嫁も働いていたので借金を問題なく返済しておりました。それから子供が出来て、嫁が会社を退職することになり、収入は自分だけとなったときには、家計を嫁が管理していたので、食費や雑費を削って借金を返していたそうなのです。

 

元々若いときからお金の管理が出来ない人だったので、任せた自分も悪いのですが、生活費を借金の返済に回したり、保険の未払いの解消のために、また借金をしたりといったことを繰り返していたそうです。

それがわかったのは、子供の学資保険の滞納で自分に電話がかかってきたときでした。

嫁と話すと、自分の給料ではとてもまかないきれないくらいの、生活費がかかっていたのです。

 

これはまずいと思い、自分はお金の管理はまだ出来る方なので、家計の管理を自分に代えてもらい、いらない生活費を削り、無駄遣いをしないようにしてなんとかやっていました。

嫁には生活費として三万円で食費や子供の雑費をやりくりしてくれと頼んでいました。

そこから使わなかったお金は自分のおこづかいにしていいからと。

 

あとは、嫁の医療保険と嫁名義で子供の学資保険に入っていたので、両方ともお金を渡して払ってもらっていました。

スーパーなどでお勤め品とか安いものを買ったり、週に一回くらいのペースで子供を見せに行くという理由で実家にご飯を食べに行ったりしていました。

 

嫁のことには口出ししないようにしていました。

それでも嫁はお金の管理ができないのでしょうね。また保険屋さんから電話がかかってきたので出たら、学資保険が滞納しているので、払ってくださいと催促の電話でした。

 

仕方が無いので、なけなしの貯金を崩して払いました。

嫁に聞くとちゃんと入れてたのにおかしいなぁととぼけるばかりです。また滞納されたら困ると思い、嫁名義のものを自分名義に変えて、嫁には食費と子供の雑費だけ渡すことにしました。

 

今更ですが、初めからそうしたらよかったのです。

そして、嫁が二人目の子供が産まれる前に出血してしまい、3ヶ月入院したのですが、自分が仕事が終わり家に帰ってポストを開けたら、家庭裁判所からの出廷要請の封筒が届いていました。

すぐ嫁に電話して借金してるとこに電話させ、調停を申し入れをしました。

嫁と話し、自己破産するように段取りをさせ、今は司法書士に頼み、債務整理中です。

 

お金は借りたらちゃんと返さないと駄目ですが、無理な場合は私達のように自己破産を進めるのが一番ですし、もう借金の事で悩まなくて良いと思うと、とても気が楽になりました。

ちゃんと生活を立て直し、嫁ともやり直せるか、これからの頑張りにかかっていますが、せっかく借金がなくなったのだから、前向きに捉えて頑張ろうと思います。

 

借金問題を解決し、人生をやり直す

ここまで自己破産の体験談を紹介してきたのですが、元金融マンとして様々な方がキャッシングやカードローンをされていく様子をみてきましたし、また債務整理をしている様子もみてきました。

実際に、裁判所に出廷し、自己破産の手続きを進める様子を見学した事もありますし、簡易裁判所では特定調停や過払い金返還請求の和解交渉などもやってきました。

 

様々な場面を経験しましたが、どんな場面でも常に思うのが、「借金問題を解決すれば、人生をやり直すのは可能」という事です。

大事な事は、借金問題を解決する=根っこの部分となる問題を解決する事です。

債務整理の中でも、自己破産は根っこの解決をする事に繋がりますし、あとは本人の意思次第で更生も出来ますので、是非借金問題を解決したい方は、活用頂ければと思います。