債務整理とはなんですか

債務整理って何ですか??という事を聞かれると、簡単にいえば「多重債務や借金苦に苦しむための救済手段の事」と答えられるかと思います。

多重債務や借金苦の状態となると、正常な判断能力が落ちてきて、さらに借金を繰り返したり、場合によっては鬱などの精神疾患、もっと状態が悪くなると自殺に追い込まれます。

実際に、警察庁の発表で、自殺者総数と自殺理由のうち「生活苦」、「借金苦」などをまとめたグラフがあります。

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引用元 宇都宮健児 提出使用より

 

これを見て分かる通り、2005年までの資料ですが、自殺者は年々増加30,000人を超える規模に(最近は30,000人を下回ったという報道がありますので、減少傾向だと思います。)

そのうち、8,000人近い方が、借金苦、生活苦を理由に自殺していると見られていて、割合にすると4割弱というとても大きな割合を占めています。

 

これらの借金苦、多重債務という問題を解決するために、法律も整備され、「貸金業法」として改正された事で、総量規制の導入、利息制限法の統一による金利引き下げなどが行われ、多重債務者も減少傾向にあります。

ただし、それでもゼロにはならないですし、これから借金で苦しまれる方もいらっしゃる事もありますので、それらを考えると、「債務整理」に頼るところも可能性としては大きく残っています。

 

債務整理には、

  • 自己破産
  • 民事再生
  • 任意整理(過払い金返還請求)
  • 特定調停

と呼ばれる4つの方法があり、これらを使えば、借金をチャラにできたり、マイホームや車の資産を守りながら借金を大幅に減額できたり、時には過払い金が戻ってきたり、将来利息を和解でカットする事が出来たり・・・

多くのメリットを得られるものだという事です。

 

もちろん、メリットばかりでなく、デメリットもありますので、例えば

  • 信用情報には、異動情報(=ブラックリスト)を一定期間報告される。
  • キャッシングやローンなどの利用が当面出来なくなる。

という事はありますが、基本的には誰かに知られるような手続きでもなく、周りに影響を与えない特定調停や任意整理であれば、誰にも知られず、内緒で手続きを取れますので・・

その点で言えば、「債務整理は借金問題を解決するためのきっかけ」に出来ると思います。

 

ただし、大事な事は、債務整理をした後の事です。

何事も、その後に同じことを繰り返して、失敗する事はあってはいけませんし、債務整理も同じです。

大事なのは、その後の生活を立て直し、借金に頼らずに生活をしていけるようにする事ですので、そのためのきっかけとして頂ければ良いかと思います。