債務整理 影響

債務整理の手続きには、任意整理、特定調停、自己破産、民事再生の4つがありますが、自分自身に与える影響と、周囲の方(親族、配偶者、子供、友人、会社の同僚など)がそれぞれあります。

 

借金をしている時、周りに内緒で利用する方も多い事から、債務整理をする時点でも内緒で手続きを進める事が出来るのか?

それとも、きちんと周囲への影響があるのか??を確認した上で手続きを取る方が良いかと思います。

ここでは、債務整理による影響について、まとめていきたいと思います。

 

債務整理をする事での自分自身への影響

まず、なによりも自分自身が債務整理をする事で受けるメリットとデメリットを知っておく必要があるかと思います。

まず、メリットからですが、それぞれの手続きの違いがありますが、簡単にいえば「将来の不安をなくし、平穏な日々を取り戻す」事が一番の目的だと思います。

将来の不安=借金にあたるわけですが、借金がなくなり、人生をやり直すという事を考えれば、債務整理の手続きが有効な手段である事がわかります。

 

逆にデメリットとしては、「各種ローンや借金を繰り返さないように、当面の間はカード審査をしても落ちる可能性がある」という事です。

これは、信用情報とも関係がありますが、詳しくは債務整理後のクレジットカード発行や審査についても参考にして下さい。

 

その他に、内緒で借金していても、自己破産をする事になれば同居の家族にも影響が出る事もあります。

例えば、持ち家の場合は、売却する事になりますので、そこに住み続ける事が出来なくなるので、転居を余儀なくされるという事も考えられます。

 

また、破産の免責決定の間までは、様々な制約を受ける事があります。

例えば、職業の制限(弁護士、司法書士、会計士、税理士などの士業系、警備員や株式会社の役員など)を受けたり、移動の制限(旅行にも許可が必要)などです。

※自己破産については、改めて詳しく書かせて頂きます。

 

債務整理をする事で周囲が受ける影響

次に、債務整理による影響で、自分以外の人には影響が出るのか??という点ですが、保証人になっている方たちと保証人以外の方への影響、この2つが考えられます。

 

まず、保証人以外のケースで考えられるのは、家族(親族、配偶者、子供)、友人、会社の同僚などです。

以下、表でまとめてみましたので、周囲が受ける影響について確認して下さい。

家族(親族、配偶者、子供) 友人、知人 会社の同僚、上司など第三者
任意整理 特定調停 影響度は中相続で借金は引き継がれるので注意

基本、内緒で手続きを取ろうと思えば可能ですが、きちんと相談することをオススメします。

影響度は小任意整理や特定調停をした事を知られる事は、まず無いです。 影響度は中基本、手続きをしている事はバレないです。

きちんと履行しない場合は、給与差し押さえなどで、借金を知られるので要注意。

自己破産 影響度は大持ち家や車などの資産があれば売却するので、転居などをする事も。 影響度は小自己破産した事を知られる事はありませんが、官報情報には登録されます。 影響度は小自己破産した事を知られる事はありませんが、官報情報には登録されます。
民事再生 影響度は中自己破産と違い、資産を継続しながら借金返済が出来るので、影響は小さくなります。 影響度は小民事再生した事を知られる事はありませんが、官報情報には登録されます。 影響度は小民事再生した事を知られる事はありませんが、官報情報には登録されます。

ただし、きちんと履行しない場合は、強制執行される事もあるので要注意。

 

次に、保証人のケースですが、保証人の場合は「連帯保証人」と「保証人」で全く影響度が変わってきます。

まず、保証人とは「保証契約にもとづき、主債務者が支払いできない時に、代わりに支払いする」事になるのですが、保証人には民法上2つの抗弁権を認められています。

  • 検索の抗弁権 主債務者にめぼしい財産がないか、あればそちらを取り立てるように抗弁(反論)する権利。
  • 催告の抗弁権 主債務者が破産宣告していなかったり、行方不明でない限り、そちらから取り立てするように抗弁(反論)する権利。
  • 分別の利益 上記2つの抗弁権と合わせて、保証人には複数人の保証人がいる場合は、それぞれの頭数割りで負担を分担する事ができます。

この3つの権利が保証人には認められているのですが、「連帯保証人」になると、検索の抗弁権、催告の抗弁権、分別の利益は認められていません。

 

そのため、債務者が支払いできない時に債権者が取り立てにきた場合は、支払いを拒否する事ができない、主債務者と同等の立場にあると思って良いかと思います。

 

主債務者が、債務整理の手続きを取るという事は、保証人への影響は必至です。

特に、連帯保証人については、自己破産や民事再生を主債務者が手続きして、借金を取り立て出来なくなっても、その債権は引き継がれているので、請求される事となります。

 

軽い気持ちで保証人になる事は、その方との関係を壊す事だけでなく、自分自身も破滅する可能性がありますので、慎重な判断が必要な事、出来ればならずに済む方法を考えるようにした方が良いかと思います。

 

以上、債務整理によって受ける影響をそれぞれの観点からまとめました。

法律関係が複雑でもありますし、一人で悩んでも解決に至らない事も多い手続きですので、債務整理をする前に現状を相談するために、弁護士や司法書士へ無料相談をしてみるのも良いかと思います。

 

  • 借金返済がしんどくなってきた。
  • クレジットカードのリボ払い、住宅ローンなどもあり支払いがきつい。

etc・・・

様々な悩みがあると思います、一人で悩まず、勇気をもって相談してみて下さいね。