債務整理 失敗

債務整理をすれば、ほぼ借金問題は解決するだろう・・・

普通であれば、そのように考えるものですが、債務整理が失敗に終わるケースも実はあり、実際に私が経験した体験談を債権者側(金融業者)からお話したいと思います。

多くの体験談は、債務者の体験談だったり、弁護士や司法書士の代理人が書かれた体験談が多い中、債権者という立場で書くものは少ないと思いますので、参考にして頂ければと思います。

 

任意整理の失敗例について

まず、一つ目の例ですが、任意整理についてですが、任意整理は債権者との話し合いの中で、和解して分割返済しやすいようにする方法です。

よって、債権者との和解内容次第で、その後の借金返済条件が変わってきますので、出来るだけ有利な条件で和解をしたいものです。

 

和解条件で有利に進めるには、

  • 残元金を出来るだけ減額できないか交渉してみる。
  • 将来利息をカットし、利息が発生しないようにする。
  • 毎月の返済額、返済日の調整や返済期間(回数)の調整を行う。

これらのポイントが考えられます。

 

ここで、少しでも手抜きがあったり、譲歩があると、満額回答となりませんので、しっかりと交渉する必要があるのですが、債権者も簡単に満額回答の和解を飲んでくれるわけではありません。

そのため、弁護士や司法書士が金融業者との和解交渉をする事になるのですが・・・

 

ここで一つの壁があります。

それが、「代理人となり、代理業務が出来る権限範囲の壁」です。

 

司法書士の簡易訴訟代理権には要注意!

債務整理 弁護士 司法書士 違いでも書かせて頂いたのですが、司法書士は弁護士と違い「簡易訴訟代理権の範囲内」のみ、和解交渉など本人に代わり、行う事が出来ます。

 

そのため、140万円以上の和解が出来ないため、例えばそのような案件の代理人となっている場合は、弁護士へ再受任をお願いしないといけなかったり、債権者側の言いなりになって甘い条件の和解を飲んでくれるという事もあります。

実際、司法書士を相手に任意整理の和解交渉や過払い金返還請求の交渉をする場合は、訴訟まで考えて対応するスタンスでいれば、割と簡単に落ちるというケースもありましたので、弁護士と違って相手にしやすいという印象でした。

 

二回目の任意整理は和解が成立しにくい

次に、二回目の任意整理は和解がしにくいという点ですが、一度任意整理で分割返済する事を決めて、和解通りに進めれば問題ないのですが、その後も期日を遅れていたり、返済金額も決まった金額を入金しないという場合は、和解の不履行と見なされる事もあります。

不履行となると、「期限の利益を喪失」した事と一緒とされますので、遅延損害金が発生したり、一括請求を求めたり、債務名義として強制執行の手続に入る事も出来たりしますので、大きなデメリットになります。

(期限の利益については、債務整理 延滞で詳しく紹介していますので、参考にして下さい。)

 

この状況で、債権者にもう一度和解をお願いしても、信用が無いですし、債権者を納得させるだけの材料がなkれば、二回目の任意整理の手続が上手く進むという事は考えにくいですから、一回目の和解で無理のない返済計画を考えないと、あとあとで苦労することになります。

 

自己破産は免責後7年、再度の手続きを取る事は出来ません。

債務整理で一番強力な手続きは、自己破産だと思いますが、一度債務整理の手続を取ると、以降7年は再度の自己破産をする事は出来ません。

そのため、自己破産してからしっかりと生活を立て直す事ができず、再度借金を繰り返したり、借金地獄から抜け出せないという事があると、次が無いという事になります。

 

特に、自己破産者には金融業者も厳しいので、新たな融資は当面の間は出来ないとなりますので、借入が出来るのはヤミ金など限りなくグレーもしくはブラックな金融業者という事になり、金利も今までの非にはならないくらい、大変なものとなりますし、最悪のケースではまともに生活が出来なくなる事も考えられます。

 

まとめ

自己破産に限らないですが、債務整理してからの生活債権こそ、債務整理が成功するか、失敗に終わるかだと思います。

債務整理は、生活立て直しの出発点に過ぎないですし、借金がなくなってからどうやっていくか??それこそ弁護士や司法書士、そして時には市役所などの公的機関と連携して考えていく必要があると思います。

決して、無理な借入をしないように、そして借金を繰り返さないように注意して下さいね。